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始まりは…

鍛造アイアンの原点は全て丸棒と言われる軟鉄素材を棒状に伸ばした状態から始まります。等間隔に切断した丸棒を電気炉でオレンジ色になるまで熱し、左の写真の様に鍛造機でアイアンの形状にしていきます。

鍛造現場はとてもうるさく、荒々しい印象を持たれがちですが、少しの誤差が後に続く研磨や調整に大きく影響してしまう経験と技術の両方が要求されるとても繊細かつ重要な工程なのです。

研磨

鍛造後のクラブヘッドはまだ表面が粗く、目標の完成重量よりかなり重たい状態なので弊社の職人が一つ一つ重量を確認しながら、研磨をして形状と重量の両方を整えていきます。長年、OEMやツアープロの研磨を担当してきた私たちの研磨技術は、国内外から高い評価を得ています。

その場で試行錯誤を繰り返すプロ立会いの元でのサンプル作りなどは、研磨しろの無い精密鍛造や機械仕上げではどうしても限界があり、昔ながらの職人の技術が必要とされます。

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刻印と調整 

ゴルフクラブとなれば、道具ですのでやはり数値には細かいです。ロフト、ライ、F.P(オフセット)の全てが揃ってこそ初めてゴルフクラブと言えます。また、研磨によるクラブヘッド形状の整え方によって、構えた時の感覚が実際の数値とは異なった様に見える事もあるので、この工程は常に研磨と調整を担当する職人同士の意思の疎通が重要になります。

仕上げ工程

研磨、刻印入れ、調整の全てが終わった段階で初めて仕上げ工程に入ります。クラブヘッドの大半がメッキ加工を施しており、加工を施す前に研磨や調整で入った細かい傷を全て取り除く必要がある為、高い注意力と精度が要求されます。右の写真の様にバフと呼ばれる研磨剤の入った柔らかいスポンジ状の研磨機を使用して、複数回に分けて徐々に研磨粒子の細かいバフへ移行していきます。

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最終検品

メッキ加工の終わったクラブヘッドをひとつひとつライトの下で不良や細かい傷が残っていないか検品していきます。検査で弾かれてしまったヘッドはメッキ剥離を行い、仕上げ工程からやり直しとなります。

組み立て

クラブヘッドはやはりシャフトとグリップと組み合わさってやっと道具としての役目を果たせます。シャフトやグリップを接着するだけと一見簡単な作業に見られてしまいがちですが、実は他の製造工程と同じくらい複雑かつ精度が要求されます。

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